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【ラブラドール】性格や特徴は?飼い方のコツやしつけ《購入価格》

ラブラドールレトリバー

ラブラドールレトリバーはその愛らしい外見や忠実で人懐っこい性格から、世界中で人気のある犬種のひとつです。

本記事では、基本情報から性格、飼いやすさ、購入方法や価格、トレーニングやしつけ、健康管理やケア、病気と予防策に至るまで詳しく解説しています。

原産国と歴史を学ぶことで、ラブラドールレトリバーの魅力にさらに理解を深めることができます。また、外見やサイズ、毛色などの特徴を知ることで、この犬種の個性を引き出すお手入れ方法が分かります。

愛犬の健康を守るために、これらの情報を参考にしてください。

ラブラドールレトリバーの基本情報

ラブラドールレトリバーは、カナダのニューファンドランド島で発祥した犬種で、19世紀にイギリスに渡って鳥猟犬として活躍した歴史があります。

体は骨太で筋肉質で、水鳥回収の王と呼ばれるほど泳ぎが得意です。 忍耐強く賢い性格で、盲導犬や警察犬などの役割も果たしています。

ここでは、ラブラドールレトリバーの基本情報をご紹介します。

原産国と歴史

ラブラドールレトリバーの祖先は、カナダのニューファンドランド島に住んでいたセントジョンズレトリバーという犬種です。

この犬種は漁師の手伝いをしたり、水辺で捕まえた鳥や魚を回収する仕事をしていました。 1820年頃、イギリスの貴族がセントジョンズレトリバーを見て気に入り、イギリスに持ち帰りました。 そこでさらに改良されて、現在のラブラドールレトリバーに近い姿になりました。

1903年にイギリスケンネルクラブに登録され、1917年にアメリカでも認定されました。 その後は世界中で人気の高い犬種となりました。

特徴的な外見とサイズ

ラブラドールレトリバーは、体高54~62cm、体重25~36kgの大型犬です。 体は筋肉質で運動能力が高く、足には水かきがあります。

頭は横幅が広く、耳は垂れ耳です。 目は茶色や黒色で、優しく知性的な表情をしています。

タイプ 特徴
イングリッシュタイプ 太くがっしりとした体型で、ショータイプとも呼ばれる
アメリカンタイプ 足が長くすらっとした体型で、フィールドタイプとも呼ばれる

毛色の種類と被毛の手入れ

ラブラドールレトリバーの毛色は、ブラック・イエロー・チョコレートの3色があります。 イエローはクリームからレッドまで幅広くあります。

被毛はダブルコートで、撥水性のあるオーバーコートと柔らかいアンダーコートからなります。 毛は短く直毛です。

被毛の手入れは比較的簡単ですが、換毛期には抜け毛が多くなるため、こまめにブラッシングをしてあげる必要があります。 毎日の散歩では泥や汚れを拭き取ってあげましょう。 風呂は月に1回程度で十分です。

ラブラドールレトリバーの性格と飼いやすさ

ラブラドールレトリバーは、世界中で人気の高い大型犬です。その性格や飼いやすさについて、詳しくご紹介します。

性格の特徴と適応力

ラブラドールレトリバーは、非常にフレンドリーで賢い犬です。人に従順で、喜ばれることが大好きです。そのため、盲導犬や警察犬など、社会の様々な分野で活躍しています。感受性が豊かで、集中力と理解力に優れています。

ラブラドールレトリバーは、遊びも大好きで、活発な性格です。

水や山が好きで、アウトドアレジャーを一緒に楽しむことができます。また、物をくわえる本能が強く、ボールやおもちゃを持ってきてくれます。

ラブラドールレトリバーは、知的好奇心が高く、頭を使う遊びやトレーニングを好みます。

家族の役に立ちたい気持ちが強く、役割を教えてあげるとイキイキと応えてくれます。

ラブラドールレトリバーは、人懐っこく優しい性格なので、番犬には向いていません。攻撃的でも過度にシャイでもなく、人や他の動物と仲良くすることができます。

初心者向きかどうかと家族構成への影響

ラブラドールレトリバーは、大型犬の中でも飼いやすさはピカイチで、初めて犬を飼う人にもおすすめの犬種です。しつけのしやすさや適応力が高く、家庭犬として最適です。

ラブラドールレトリバーは、家族みんなに愛情を注ぐ犬です。子供や高齢者とも仲良くすることができます。

ただし、体が大きく力強いので、押し倒されたり引っ張られたりすることもあります。そのため、小さな子供や体力に自信のない人は注意が必要です。

ラブラドールレトリバーは、一人で長時間留守番をさせると寂しがってしまいます。

また、運動量が多いので散歩や遊びの時間が確保できる人に向いています。部屋の中では落ち着いていますが、庭やベランダがあるとより快適に暮らせます。

他のペットや子供との相性

ラブラドールレトリバーは、他のペットや子供とも仲良くすることができます。

優しく友好的な性格なので、先住犬や猫などともすぐに打ち解けます。ただし、物をくわえる本能が強いので、小動物や鳥などは注意が必要です。

ラブラドールレトリバーは、子供とも仲良くすることができます5。遊び相手になってくれたり、守ってくれたりします。

しかし、体が大きく力強いので、小さな子供には優しく接するように教えてあげる必要があります。また、子供に対してもしつけをすることが大切です

他のペット 子供
優しく友好的 遊び相手・守り役
物をくわえる本能に注意 体の大きさ・力強さに注意
先住犬・猫などと仲良し 子供もしつける

ラブラドールレトリバーの購入方法と価格

ラブラドールレトリバーは、世界中で人気の高い大型犬です。その購入方法や価格について、詳しくご紹介します。

ブリーダー、ペットショップ、保護団体からの購入方法

ラブラドールレトリバーを購入するには、主にブリーダー、ペットショップ、保護団体の3つの方法があります。

ブリーダーから購入する場合は、親犬や子犬の血統や健康状態を確認できるメリットがあります。また、専門的な知識やアフターケアを受けられる可能性も高いです。

しかし、ブリーダーによっては悪徳なものも存在するので、信頼できるブリーダーを選ぶことが重要です。また、ブリーダーから購入する場合は、価格が高くなる傾向があります。

ペットショップから購入する場合は、気軽に見に行くことができるメリットがあります。また、多くのお店を見ることで、理想のラブラドールレトリバーに出会える機会が増えるかもしれません。

しかし、ペットショップから購入する場合は、親犬や子犬の血統や健康状態を確認できないデメリットがあります。

また、ペットショップでは飼育環境や管理体制が不十分な場合もあるので注意が必要です。

保護団体から購入する場合は、保護されたラブラドールレトリバーに新しい家族として愛情を注ぐことができるメリットがあります。

また、保護団体から購入する場合は、価格が安くなる傾向があります。しかし、保護団体から購入する場合は、子犬ではなく成犬が多いデメリットがあります。

また、保護されたラブラドールレトリバーには過去のトラウマや病気などがある可能性もあるので注意が必要です。

一般的な価格帯と子犬・成犬の違い

ラブラドールレトリバーの一般的な価格帯は、子犬で20万円から30万円程度です。成犬では10万円以下になることもあります。

価格に影響する要因としては、血統やカラー(黒・黄・茶)、性別(オス・メス)、年齢(月齢)、健康状態(ワクチン接種や遺伝子検査など)、購入先(ブリーダー・ペットショップ・保護団体)などが挙げられます。

子犬と成犬ではそれぞれメリットとデメリットがあります。子犬のメリットは、自分好みにしつけや教育をすることができることや、成長過程を見守ることができることです。

デメリットは、しつけや教育に時間や労力がかかることや、健康面で気をつけることが多いことです。

成犬のメリットは、しつけや教育が済んでいる可能性が高いことや、健康面で安定している可能性が高いことです。デメリットは、過去のトラウマや癖などがある可能性があることや、一緒に過ごせる時間が限られていることです。

子犬 成犬
メリット 自分好みにしつけ・教育可・成長過程を見守れる
デメリット しつけ・教育に時間・労力・健康面注意

購入時の注意点と質問リスト

ラブラドールレトリバーを購入する際には、以下のような注意点や質問事項を参考にしてください。

  • 親犬や子犬の血統書や健康診断書
  • 親犬や子犬の遺伝子検査(特にプログレッシブ・レチナルなど)
  • 親犬や子犬の飼育環境や管理体制
  • 子犬のワクチン接種やノミダニ予防などの予防医学的対策
  • 子犬の性格や気質
  • 子犬の食事内容や回数
  • 子犬のお迎え時期や方法
  • アフターケア(相談窓口や保証制度など)
  • 価格以外にかかる費用(登録料や運送費など)

以上のように、ラブラドールレトリバーを購入する際には様々な点に注意しなければなりません。

自分の希望や条件に合った信頼できるブリーダーやペットショップを探すことが大切です。また、保護団体から購入する場合も同様に注意しましょう。

ラブラドールレトリバーのトレーニングとしつけ

ラブラドールレトリバーのトレーニングとしつけについて、詳しくご紹介します。

トレーニングの基本と重要ポイント

ラブラドールレトリバーは、元々狩猟犬や盲導犬などとして活躍してきた賢くて仕事熱心な犬種です。そのため、トレーニングにも向いており、飼い主の指示をよく聞きます。

しかし、その反面、物を噛んだり引っ張ったりする癖があったり、興奮しやすかったりすることもあります。そこで、ラブラドールレトリバーのトレーニングの基本と重要ポイントを以下にまとめました。

トレーニングは早めに始める

ラブラドールレトリバーは、生後8週から12週の間が社会化期と呼ばれる時期で、この時期に人や他の動物と触れ合うことで社会性を身につけます。

また、この時期に飼い主との信頼関係を築くことで、後のトレーニングがスムーズになります。したがって、家に来た日からトレーニングを始めることが望ましいです。

トレーニングは短くて頻繁に行う

ラブラドールレトリバーは、集中力が長く続かないので、一度のトレーニングは10分から15分程度にして、一日に何回か行う方が効果的です。

また、トレーニングは食事前や散歩前など、ラブラドールレトリバーがやる気がある時に行うと良いです。

トレーニングは楽しく行う

ラブラドールレトリバーは、人が大好きで遊ぶことが大好きな犬種です。そのため、トレーニングを楽しく行うことで、ラブラドールレトリバーも積極的に参加します。

具体的には、声掛けやおやつやおもちゃなどを使って褒めたり遊んだりすることで、トレーニングを楽しませることができます。

トレーニングは一貫性を持って行う

ラブラドールレトリバーは、賢い犬種ですが、それだけに一貫性のない指示や態度に混乱します。

そのため、トレーニングでは同じ言葉やジェスチャーを使って、明確なメッセージを伝えることが大切です。また、家族全員で同じルールやコマンドを守ることも重要です。

しつけの方法とタイミング

ラブラドールレトリバーは、温厚で社交的な性格ですが、それだけにしつけを怠ると問題行動を起こす可能性もあります。そこで、ラブラドールレトリバーのしつけの方法とタイミングを以下にまとめました。

しつけは早めに始める

前述したように、社会化期の時期にしつけを始めることが望ましいです。

この時期に人や他の動物と触れ合うことで社会性を身につけるだけでなく、噛み癖や吠え癖などの問題行動を防ぐこともできます。

また、この時期に飼い主との信頼関係を築くことで、後のしつけがスムーズになります。

しつけは褒めて行う

ラブラドールレトリバーは、人から褒められることが大好きです。そのため、しつけでは叱るよりも褒めることが効果的です。

具体的には、望ましい行動をしたらすぐに声掛けやおやつやおもちゃなどで褒めてあげることで、その行動を強化します。

逆に望ましくない行動をしたら無視するか、「ダメ」という言葉や低い声で注意するだけにしておきます。

しつけは一貫性を持って行う

前述したように、一貫性のない指示や態度に混乱するので、しつけでは同じ言葉やジェスチャーを使って明確なメッセージを伝えることが大切です。

また、家族全員で同じルールやコマンドを守ることも重要です。

問題行動の対処法

ラブラドールレトリバーは基本的に温厚で社交的な性格ですが、それでも問題行動を起こす場合もあります。

そんな時はどう対処すれば良いのでしょうか?以下では代表的な問題行動とその対処法を紹介します。

【噛み癖の対策】

犬が噛むべきではない物は、すみやかに片付けるか、噛み付き防止スプレーを使用して対処しましょう。また、犬用のガムや硬いおもちゃなどを用意して、犬が噛みたい気持ちを満たすことが重要です。

もし犬が噛んでしまった場合は、「イタイ」という言葉や高い声で反応し、遊びを止めるようにします。このような反応は犬にとって嫌な体験となり、噛むことと不快な反応を関連付けることができます。

一方で、犬が噛まなかった場合には褒めてあげましょう。犬は褒められることで喜びを感じ、望ましい行動を続けることができます。

【引っ張り癖の対策】

犬が引っ張ることを防ぐためには、いくつかのトレーニング方法を試してみましょう。例えば、犬が引っ張った場合には歩行を止めるという方法が効果的です。

犬が引っ張ると歩行が停止し、犬が静かになるまで待ちます。そして、引っ張らなかった場合には褒めてあげましょう。

このような反応を繰り返すことで、犬は引っ張ることと停止の関連性を理解することができます。

また、引っ張りにくい首輪やハーネスを使用することも有効です。特に、胴体に負荷がかかるハーネスや、首輪にプルバック機能があるものがおすすめです。

これらの装備は引っ張りにくくなり、散歩がより快適になります。

さらに、散歩前に犬のエネルギーを消費させることも重要です。運動や遊びを通じて犬の体力を発散させることで、散歩中の興奮や引っ張りの要因を減らすことができます。

散歩中には、コマンドやおやつを使って注意を引くことも効果的です。犬の注意をそらすことで、引っ張りに集中することを防ぐことができます。

【無駄吠えの対策】

犬が吠える原因を特定し、適切な対処を行いましょう。例えば、犬が退屈して吠える場合には、十分な遊びや刺激を与えることが重要です。

犬にとって充実した環境を提供し、退屈を解消しましょう。また、警戒心が原因で吠える場合には、犬を徐々にその状況に慣れさせるトレーニングが効果的です。

犬が吠えた場合には、無視するか、「ダメ」という言葉や低い声で注意しましょう。吠えることに反応することで、犬は吠える行動が望ましくないことを学ぶことができます。

一方で、吠えなかった場合には褒めてあげましょう。吠えないことに対してポジティブなフィードバックを与えることで、犬は吠えない行動を増やしていきます。

吠える時には、コマンドやおやつを使って注意を引くことも有効です。犬の注意をそらすことで、吠える行動を抑制することができます。

これらの対策を実践することで、ラブラドールレトリバーの噛み癖、引っ張り癖、無駄吠えを改善することができます。

しかし、個々の犬には個別の特性や状況がありますので、トレーニングの結果は個体によって異なる場合があります。

必要に応じて専門家の助言を求めることもおすすめです。

ラブラドールレトリバーの健康管理とケア

ラブラドールレトリバーの健康管理とケアについて、詳しくご紹介します。

定期的な健康チェックと適切な食事管理

ラブラドールレトリバーは、一般的に平均寿命が10~14歳とされています。しかし、その間にもさまざまな病気にかかる可能性があります。

特に、ラブラドールレトリバーは股関節形成不全や肘関節形成不全などの関節疾患に注意が必要です。また、進行性網膜萎縮症や白内障などの目の病気も多く見られます。

その他にも、過体重や肥満によって引き起こされる糖尿病や心臓病などの生活習慣病も注意が必要です。

そこで、ラブラドールレトリバーの健康管理とケアのためには、以下のことを心がけましょう。

定期的な健康チェック

ラブラドールレトリバーは、年に1回以上は動物病院で健康診断を受けることが望ましいです。

特に、高齢期になると病気の発見が遅れることが多いので、半年に1回程度は受診することをおすすめします。

また、自宅でも日頃から体重や食欲、便や尿の様子などを観察して異常がないかチェックしましょう。

適切な食事管理

ラブラドールレトリバーは、食欲旺盛で太りやすい傾向があります。そのため、適切な食事管理が非常に重要です。

具体的には、以下のようなポイントを守りましょう。

  • 毎日決まった時間と場所で食事を与える
  • 適正な量と質のフードを与える(必要に応じて年齢や体重に合わせたフードを選ぶ)
  • 食後15分以内に残ったフードを片付ける
  • 人間の食べ物やおやつを与えすぎない
  • 水は常に新鮮で清潔なものを用意する

運動量と散歩のポイント

ラブラドールレトリバーは、元々狩猟犬や盲導犬などとして活躍してきた賢くて仕事熱心な犬種です。そのため、運動量が多く必要です。

運動不足になるとストレスが溜まり、問題行動や肥満などの原因になります。

そこで、ラブラドールレトリバーの運動量と散歩のポイントを以下にまとめました。

運動量

ラブラドールレトリバーは、1日に2回以上、各30分~1時間程度の散歩が必要です。

ただし、散歩だけでは十分ではなく、ボール投げやフリスビーなどの遊びも取り入れることで身体的・精神的に満足させることができます。

ラブラドールレトリバーは水泳が得意で好きな犬種です。水泳は関節への負担が少なく全身運動になるので、可能であれば水辺で泳がせることもおすすめします。

ラブラドールレトリバーは成長期(生後6ヵ月~18ヵ月)には過度な運動をさせすぎると関節への負担が大きくなります。

そのため、この時期は散歩時間や距離を調整したり、走らせすぎないよう注意しましょう。

散歩のポイント

ラブラドールレトリバーは引っ張り癖がある場合が多いです。そのため、散歩では引っ張らせないようにしつけることが大切です。

具体的には以下のような方法が有効です。

  • 引っ張らせて進ませず、止まったり方向転換したりする
  • 引っ張らなかったら褒めたりおやつをあげたりする
  • 引っ張りにくい首輪やハーネスを使う

ラブラドールレトリバーは拾い食い癖がある場合もあります。そのため、散歩では拾い食いさせないようにしつけることも大切です。

具体的には以下のような方法が有効です。

  • 拾い食いしたら「ダメ」という言葉や低い声で注意する
  • 拾い食いしそうになったらコマンドやおやつで注意を引く
  • 拾い食いしなかったら褒めたりおやつをあげたりする

耳掃除、爪切り、歯磨きの方法

ラブラドールレトリバーは毛並みが良く手入れしやすい犬種です。しかし、それでも定期的な耳掃除や爪切りや歯磨きは必要です。これらは健康管理だけでなく愛情表現でもあります。

そこで、ラブラドールレトリバーの耳掃除や爪切りや歯磨きの方法を以下にまとめました。

耳掃除

ラブラドールレトリバーは垂れ耳で耳道が湿気やすく耳垢も溜まりやすいです。そのため、週に1回程度は耳掃除をすることが望ましいです。

具体的には以下のような方法で行います。

  • 耳の外側をやさしく拭く
  • 耳の中に専用のクリーナーを数滴垂らす
  • 耳の付け根をやさしくマッサージする
  • 耳の中に入った汚れを綿棒やガーゼで拭き取る
  • 耳の中に綿棒やガーゼを入れすぎないよう注意する

爪切り

ラブラドールレトリバーは爪が伸びやすく、伸びすぎると歩き方に影響したり、爪が割れたりすることがあります。そのため、月に1回程度は爪切りをすることが望ましいです。

具体的には以下のような方法で行います。

  • 爪切りは専用のものを使う
  • 爪の先端から血管が見えない部分を少しずつ切る
  • 血管を切らないよう注意する(切ってしまったら止血パウダーなどで対処する)
  • 爪切り後はやすりで爪の先をなめらかにする

歯磨き

ラブラドールレトリバーは歯垢や歯石が溜まりやすく、歯周病や口臭の原因になります。そのため、週に2~3回程度は歯磨きをすることが望ましいです。

具体的には以下のような方法で行います。

  • 歯磨きは専用の歯ブラシと歯磨き粉を使う
  • 歯ブラシに歯磨き粉をつけて、歯茎から歯の表面に向かってやさしく磨く
  • 歯と歯の間も忘れずに磨く
  • 歯磨き後は口を拭いてあげる

ラブラドールレトリバーの病気と予防策

ラブラドールレトリバーは、世界中で人気の高い犬種ですが、その一方で、かかりやすい病気もあります。その病気の中には、命に関わるものもあります。

そのため、飼い主としては、ラブラドールレトリバーの病気と予防策について知っておくことが大切です。

よくある病気とその症状

ラブラドールレトリバーがかかりやすい病気には、以下のようなものがあります。

病名 症状 原因
股関節形成不全 歩き方や走り方に異常が見られる。関節に痛みや腫れがある。 遺伝的な要因や過度な運動、肥満などが影響する。
悪性リンパ腫 リンパ節の腫れや体重減少、食欲不振などが見られる。 遺伝的な要因やストレス、タバコの煙などが影響すると考えられる。
白内障 水晶体が白く濁り、視力が低下する。 遺伝的な要因や加齢、栄養不足などが影響する。
胃拡張胃捻転症候群 腹部が急激に膨れ、嘔吐しようとするができない。多量のよだれを垂らし、落ち着きがない。 食事を早食いしたり、食後に運動したりすることで胃にガスが溜まり、胃が捻じれることで起こる。
外耳炎 耳を掻いたり頭を振ったりする。耳から臭いや汁が出る。耳を触ると痛がる。 耳の中に耳垢や湿気が溜まり、細菌や真菌などが繁殖することで起こる。
アトピー性皮膚炎 皮膚にかゆみや湿疹がある。身体を掻いたり舐めたりする。 アレルギー反応によって起こる。

これらの病気は早期発見・早期治療が重要です。日頃から愛犬の様子を観察し、異常があればすぐに動物病院に連れて行きましょう。

予防策と早期発見の方法

ラブラドールレトリバーの病気を予防するためには、以下のようなことを心がけましょう。

定期的な健康診断

年に1回以上は動物病院で健康診断を受けましょう。

特に高齢期になると悪性リンパ腫や白内障などの発見が遅れることが多いので、半年に1回程度は受診することをおすすめします。

適切な食事管理

ラブラドールレトリバーは食欲旺盛で太りやすい傾向があります。肥満は股関節形成不全や胃拡張胃捻転症候群などの原因になります。

適正な量と質のフードを与えましょう。また、食後すぐに運動させないようにしましょう。

適度な運動

ラブラドールレトリバーは元気で活発な犬種です。運動不足はストレスや肥満の原因になります。

しかし、過度な運動は股関節形成不全や外耳炎の原因にもなります。1日に2回以上、各30分~1時間程度の散歩や遊びをしましょう。

日常的なケア

ラブラドールレトリバーは毛並みが良く手入れしやすいですが、それでも定期的なブラッシングやシャンプーは必要です。

特に外耳炎を予防するためには、週に1回程度は耳掃除をしましょう。

繁殖しない

ラブラドールレトリバーは遺伝的な要因で発症する病気もあります。特に股関節形成不全は遺伝性の高い病気です。

そのため、愛犬がこの病気だった場合は絶対に繁殖させないようにしましょう。

高齢犬のケアと注意点

ラブラドールレトリバーの平均寿命は10~14歳です。高齢期に入ると体力や免疫力が低下し、さまざまな老化現象や老人性変化が起こります。

そのため、高齢期に入ったら以下のようなケアと注意点を守りましょう。

食事

高齢期に入ると消化能力や代謝能力が低下します。そのため、高齢期用のフードを与えることで栄養バランスを整えましょう。

食事量も調整する必要があります。肥満は関節への負担や生活習慣病の原因になります。

水分補給も忘れずに行いましょう。水分不足は脱水や尿路結石の原因になります。

運動

高齢期でも運動は必要です。しかし、無理をさせると関節への負担や心臓への負担になります。

散歩時間や距離は調整しましょう。また、暑さや寒さへの対策も忘れずに

健康管理

高齢期になると病気にかかりやすくなります。定期的な健康診断やワクチン接種を行いましょう。

日頃から愛犬の様子を観察し、異常があればすぐに動物病院に連れて行きましょう。

歯磨きや爪切りなどの身だしなみも忘れずに行いましょう。

環境

高齢期になると寝る時間が増えます。快適で安全な寝床を用意しましょう。

滑りやすい床や階段は危険です。滑り止めや柵を設置しましょう。

視力や聴力が低下することもあります。暗くしたり、大きな音を出したりしないようにしましょう。

ラブラドールレトリバーは、高齢期でも元気で活発な犬種です。しかし、その分、無理をさせてしまうこともあります。

飼い主としては、愛犬の体調や気持ちに配慮しながら、できるだけ長く一緒に過ごせるように努めましょう。

まとめ

ラブラドールレトリバー

本記事では、ラブラドールレトリバーの基本情報から性格、飼いやすさ、購入方法や価格、トレーニングやしつけ、健康管理やケア、病気と予防策、そして飼育グッズとフードについて詳しく解説しました。

性格が温厚で家族や他のペットとの相性が良く、初心者でも飼いやすいラブラドールレトリバーは、適切なトレーニングやケアを行うことで、快適な共同生活が楽しめます。

適切な価格帯や購入時の注意点にも目を向け、健康状態や運動量に注意しながら、ドッグフード選びも重要です。

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